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ハエ
発生源を特定してアプローチ。万全の防除対策をいたします。
一般家庭から飲食店、食品製造工場や畜産関係まで、単に「ハエ」といっても実は様々な方々が頭を抱える問題です。発生または侵入により、不快感を与えるうえに、食中毒菌を媒介することもあります。ハエは人を刺したり咬んだりしないため一般的には不快害虫のように思われていますが、ハエは不潔な場所を飛び回り糞や汚物も食べるので、それらと一緒に食中毒を起こす菌などを持って運ぶ可能性があり、衛生害虫として分類されます。
ハエ類への対策は、発生源を特定することが最も重要です。ハエの発生源は広範囲にわたり、植物・動物質等さまざまな有機物から発生します。
ハエによる被害
●健康上の被害
古くから、ポリオウイルス、赤痢アメーバ、回虫卵、鞭虫卵などがハエによって媒介されることが知られています。
近年では、病原性大腸菌O157やサルモネラ、トリインフルエンザウイルスといった感染症病原体がハエによって媒介されている事例があります。
人の居住空間に進出しているハエの一部には、イエバエのように積極的に人家に侵入する性質を持ったものがあり、こうしたハエが特に食物の病原体による汚染を引き起こす可能性が高いため「たかがハエ」と侮ることは出来ません。
●経済的被害
飲食店や食品工場でも大迷惑
- 製品や食材への混入
- 食品への産卵など、汚染品の回収
- 「不潔感」から来る対外イメージの低下
イエバエ
- 生態
- 大型なハエの中では代表的な種。日本各地で普通に見られ、全世界に分布します。成虫は特に初夏と秋に多く見られ、真夏は少なくなります。発生場所は基本的に野外ですが、成虫は家屋侵入性が強く、好んで屋内に入ってきます。
主な発生源は,鶏舎や牛舎、豚舎など動物糞、堆肥、ゴミ処理場、ゴミ置き場のゴミなど。このような場所から発生した成虫が、付近の人家や飲食店、事務所などに侵入し、不快害虫として問題となっています。
センチニクバエ
- 生態
- 体は灰色で、胸背にはっきりした3本の黒い縦線があり、日本各地に分布します。
種名の「センチ」とは便所のことを指し、夏季になると汲み取り便所の便池に本種のウジがよく発生します。人家の付近に多く、ゴミ置き場などで見られます。主な発生源は人や動物の糞の他、動物の死体、生ゴミなど。
ニクバエ類の多くは卵胎生で、卵ではなく1齢幼虫(ウジ)を産みます。食材などに直接ウジを産み付けるため、食品工場などでは非常に嫌われています。家屋侵入性は強く、幼虫を産むためか、ウジが人体内に寄生するハエ蛆(うじ)症を起こすことも。
キンバエ
- 生態
- キンバエ類は、体色が金緑色など金属光沢で綺麗な色をしており、日本全国に分布します。
成虫は3月頃から見られ、人畜の糞や動物の死体、ゴミなどによく集まり、幼虫の発生場所にもなります。
小児麻痺ウィルスを運搬するとして、ヒロズキンバエやクロキンバエなどが衛生上重要な種にあげられています。
クロバエ
- 生態
- 日本全国に分布しており、成虫は体長10〜12mmと大型で、体は丸みをおび青黒色をしています。
クロバエ類は比較的低温を好み、発生時期は本州で春と秋に、北海道では夏に、沖縄では2月〜3月ごろ。気温の高い時期には見られなくなります。
幼虫の発生場所は、動物の死体や糞、生ゴミなど。
キイロショウジョウバエ
- 生態
- 腐熟した果実やリキュール類、酒粕、ぬか味噌などからよく発生します。ショウジョウバエを見掛けた場合は、特に上記の場所を見て下さい。
チョウバエ類
- 生態
- 体全体に長剛毛を密生させています。幼虫は多湿な腐食質の多い場所で成育します。主な発生場所は、浄化槽や排水溝などです。ビルの地下通路や地下の店舗内でもよく見掛けます。大量に発生すると顔に止まったり、鼻や耳に入ったりもします。
カ
ハエ類と同様、種類を特定する事により生態が分かってきます。発生場所を見極めるためには種類の特定が重要です。
カによる被害
蚊は血を吸うときに、人の皮膚感覚を麻痺させるために唾液を注入します。この唾液がアレルギー反応を引き起こし、かゆみとなるのです。単に「かゆみ=不快」というだけではありません。蚊の困った点は、病原ウイルスや病原虫なども唾液と一緒に送り込んでしまうことです。マラリアやデング熱、日本脳炎などさまざまな伝染病を媒介する種類もあります。発生させないこと、刺されないこと。予防が最大の防除です。
アカイエカ
- 生態
- 発生源は下水溝や側溝、水溜りなどで主に日没から夜間に吸血する蚊です。冬は成虫が休眠して越冬します。
ヒトスジシマカ
- 生態
- 主な活動時間は日中で、昼間に庭や公園、やぶ、墓地などでよく吸血します。行動範囲はそれ程広くはなく、発生源の近くで獲物が来るのを待ち構えています。
チカイエカ
- 生態
- 近年、ビルの地下などで多く見られるようになりました。主な発生源は汚水槽、浄化槽、地下の側溝など。都市中心部ほど多く発生している害虫です。成虫のまま越冬する為、冬の時期に蚊に刺される場合はチカイエカが原因かもしれません。
ハマダラカ
- 生態
- 幼虫は渓流のよどみ、流水槽に発生し、成虫は土手の草むらに休息し、夜間家屋に侵入してヒトを吸血します。シナハマダラカが日本でもっとも普通のハマダラカです。
弊社の蚊(カ)防除
ハエ駆除と同様、種類によって駆除方法は変わります。排水管や側構にゴミが溜まって水はけが悪くなると、溜まり水からカ(蚊)が発生します。空き缶や古タイヤ、水はけの悪いゴミや廃棄物などに雨水が溜まると、アカイエカやヒトスジシマカの発生源になりますから、やはり日頃の清掃が大切です。また、ビルの地下などで見掛けるチカイエカの場合は、チョウバエ同様マンホールを開き薬剤投与や散布処理を施すのが一般的です。環境改善を含め具体的な防除方法をご提案いたします。