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トコジラミ
世界中の温帯地域に生息しており、日本では北海道から九州に生息しています。成虫・幼虫ともに昼間は部屋の壁や柱の割れ目、家具類の隙間、木製ベッドの裏などに潜伏し、夜間になると徘徊して就寝中のヒトなどを吸血します。潜伏場所の周囲では排泄物による黒褐色の汚点が多く見られます。
トコジラミの被害
病原体による疾病媒介はありませんが、刺咬吸血性の有害害虫です。欧米やアジア圏から出張者や旅行者によって持ち込まれ、国内で増殖している状況です。
睡眠中に腕・足・首周りなど、露出部分を刺される被害が多く見られます。初めて刺された場合、痒みなどはほとんど無く無症状ですが、2回目以降では、刺されて数時間後に紅斑を生じ、小丘痒ないし小水疱を伴うこともあります。またリンパ管の炎症やリンパ節が腫れる場合もあります。
一時的に被害が少なくなっていましたが、近年では都市部を中心に急激に増えつつあります。
また、トコジラミによる被害が生じた場合、周囲には複数匹生息している危険性がありますので、更に増殖する前に早期に駆除する必要があります。
トコジラミの駆除
- あまり長距越を移動しないため、被害のあった場所や目繋した地点の近くに潜伏していると考えられます。基本的に夜行性のため暗所・狭所に潜伏します。まずは生息場所となる部屋の壁や割れ目、カーテンや裏や鴨居、ペッドの裏などを点検してください。
- 成虫もしくは排泄物の痕跡がある場合は、複数匹の生息があるのは間違いありません。市販のエアゾール剤などに耐性を持つ個体が多くなっていますので、駆除には駆除出来ない状況にあると言わざるを得ません。また、くん煙剤などによる処理もありますが、トコジラミの潜伏している隙間まで薬剤が届きにくいため、満足な効果は得られないと思われます。
- ホテルなどで被害が発生した場合は、被害が広がる前に、速やかに発生した部屋とその近辺の使用を停止し、早急に駆除をすることをお薦めします。
弊社ではトコジラミに有効な薬剤の使用をはじめ、人体への影響や家具、寝具などへの汚染のないドライアイスを用いた駆除方法もご提案致します。